



この不況の中、住宅の価格も落ちてきたところで、いざ、マンションを購入しようと考えられている方も多いのではないでしょうか。実は現在、若い人の間では、設備の行き届いた新築住宅よりも、安い中古住宅のほうが注目されています。新築マンションの価格が高騰したこともありますが、古い物件を好きなようにリノベーションして、自分らしい暮らしを作ることが、素敵なことだという考え方が広まってきました。
リフォーム技術の向上や、ネットの普及によって施工会社の検索も容易になり、古い物件に手を入れることへの敷居が低くなっているのです。一昔前は、築30年の物件は敬遠されがちでしたが、その考え方を改める時期がきています。新しい設備はリフォームで手に入れることができますが、一度購入してしまえば、立地を変えることはできません。最近では、駅や素敵な街の近くといった物件は、多少見栄えが悪くても、なかなか価格が落ちないという傾向があります。
「マンションは、家のみにあらず。暮らしの器」。家と街があってこそ暮らしが広がります。もし、特別な立地の物件が見つかったなら、見てくれにとらわれず、リフォームなどの選択肢も検討されてみてはいかがでしょうか。
mr partner No.256掲載(2010年1月)


民主党政権が誕生し、リフォーム事業への支援が取沙汰されている昨今ですが、世界的な不況や環境への意識の変化もあり、ようやく日本も、新築住宅だけでなく、中古住宅という話題も語られる時代が来ましたね。
中古マンションを買う時には、まずは管理費がきちんと継続的に払う入居者が居るかチェックしたいものです。
「マンションは管理を買え」と私たちは言いますが、集合住宅に住む訳ですから、空き部屋や不払いなどが多いとキチンとした管理が行き届きません。そのためには、人気のエリア、中でも特に立地の良いマンションを選んでいく必要があります。
立地の良さには、人によってコンビニや学校などの近くなどがあると思いますが、トータルで言うとやはり、駅が近く、近隣に雑誌で紹介されるような素敵な街があることが一番です。
ただ、現在の段階で人気がないエリアでも、再開発で注目されるということもあります。たとえば、一昔前の恵比寿は目黒に比べて、あまり人気がありませんでしたが、恵比寿ガーデンプレイスができ、おしゃれなレストランも増え、魅力的な街へ変わりました。このように、10年先を見据えて立地を考えることも大事だと思います。
mr partner No.255掲載(2009年12月)


2009年度の税制改正によって、今年4月から、いわゆる「住宅ローン減税」が始まりました。これによって最高で500万円の控除が受けられるとあって、住宅の購入を検討し始めた方も多いと思います。しかしこれは、今年購入した物件に限り、ローンの10年後の残高が5000万円以上になる場合に、10年間で最大500万円控除されるということ。つまり、かなり高額な物件を購入された方の場合の控除額です。実際には、だいたいローン額1000万円に対して、50万円ほどの控除をイメージされるとよいかと思います。
また、長期優良住宅へのリフォーム費用に関する控除も気になるところです。しかし、マンションでは、隣の部屋の暖房の影響で、戸建てと比べて4割も省エネになっています。機械にすべて頼るだけではなく、通風や日照を利用した住まいづくりをする方が、省エネになり、節約にもなると思います。住みよい暮らしのためには、ライフスタイルに合う住まいづくりが必要です。次回は、単に新しいものを追うのではなく、住みよい街にある管理の行き届いたマンションを探すのも大切なこと。次回はその見極め方をお話ししましょう。
mr partner No.252掲載(2009年9月)


ちょっと前まで、どちらかと言えばドアに人気が押されがちだった「引き戸」。しかし、ライフスタイルの変化や技術革新の影響で、いまやドアよりも便利という見方が強いようです。
というのも引き戸は、ある時は壁、ある時は戸になり、使わない時は外して収納することもできる、いわば「スライディングウォール」。空間を自由に区切ったり繋げたりする特性を持っているのです。
例えば、部屋を広く使いたい時は引き戸を外し、書斎や子供部屋が欲しい時は、引き戸で区切るという、フレキシブルな生活空間を造ってくれるのです。最近は、暖房設備も発達しているので、部屋を広く使っても寒くないし、衝撃や騒音を出さない引き戸も造れるので、マンションなどでも使い勝手の良い「引き戸」として活躍します。高齢者の方も、開け閉めが楽なので、老人ホームにも良いでしょう。
ドアか引き戸、その選択でも、ライフスタイルは大きく変わります。洋風な住まいに憧れていた方も、一度「引き戸」が造る「あいまいな空間」の魅力に触れていただきたいですね。
mr partner No.250掲載(2009年7月)


住宅価格の下落や住宅ローン減税によって、賃貸マンションから分譲マンションへの住み替えが大変注目を集めています。しかし、お子さんのいる家庭では、賃貸の方が子どもの成長にあわせた住み替えも便利だし、と住宅の購入に消極的になりがちです。
「夫婦が一緒に暮らす時間は、50年。その中で、子育て期間は18年と言われています。何度も住み替え、住宅購入を先延ばしにするのも一つの考えですが、子どもの成長に応じて部屋の使い方を工夫し、フレキシブルなライフスタイルを考えてみてはいかがでしょうか」そう語るのが、『メックecoライフ』の取締役社長、平生進一さん。「最近では、広いリビングで家族と一緒に過ごしながら、それぞれが趣味や仕事などをする『一緒にいながら一人になれる空間づくり』が好まれています」
子どもが小さい頃は、広いワンルームとして暮らし、小学生くらいになると子どもがリビングの広いテーブルで勉強し、お父さんがパソコンで仕事をする。そして、また二人暮らしに戻ってゆく――。住まいの新提案は、空間にも環境にも、そして家族にも優しいアイディアから生まれています。
※4月12日(日)Fm Fuji「West End Talk」での
井形慶子さんとの対談をもとに製作しています。
mr partner No.248掲載(2009年5月)